こんにちは!おつむです!
今回の記事では、「賃貸の火災保険」に関して解説します!
そもそも保険に自分で加入する必要があるのか?家財保険とは?借家人賠償とは?等を徹底解説します!
賃貸の火災保険を徹底解説!
部屋探しで一苦労。火災保険までは気が回らない…
年度の変わり目は、新しい部屋探し&引越シーズンですね。
ご家族の転勤やお子様の通学、新たな部屋に住んで環境を変えたい、等といった理由で賃貸のお部屋をお探しの方には是非この記事を読んでいただきたいです。
賃貸の火災保険は、不動産会社から物件と一緒に紹介され、そのまま細かく検討する事無く保険に加入してしまうケースが多いかと思います。
皆様は、ご自身が加入されていらっしゃる火災保険の内容をしっかりとご理解されているでしょうか?
それでは、賃貸の火災保険に関して詳しく解説していきます!
賃貸の火災保険で必要な補償は?!
賃貸物件に住む際、部屋を借りる皆様に必要な火災保険の補償は、主に以下の3点です。必ず覚えてください。
大前提として、借りる部屋自体は大家さんの所有物になりますので、建物や部屋自体の保険は大家さんが加入します。
①借家人賠償責任保険
「建物自体には大家さんが保険をかけているから大丈夫!」と考えて安心しないようにしてください!
賃貸の契約において、借主には「原状回復」の責任があります。「原状回復」とは、賃貸契約の終了時に借りた時と同じの状態に戻すことを言います。(※但し、自然の劣化によって生じる部屋のダメージは除きます)
つまり、部屋に何か損害を与えてしまった場合(例:壁に穴を開けてしまった、水道を壊してしまった等)には、借主に法律上の賠償責任が生じるため自費で修理する必要があります。その際、役に立つのが「借家人賠償責任保険」です。これにより、自費で支払わなければならない修理費を補うことができます。
②個人賠償責任保険
大家さんに対する賠償責任の補償は、①で説明した借家人賠償責任保険で対応できますが、その他にも賠償責任が生じるリスクがあります。それが、近隣住民の方々に対する賠償責任です。
例えば、部屋で水漏れを起こしてしまった場合…
・自分の部屋を水浸しにしてしまった→借家人賠償責任保険で補償
・階下の住民の家財にまで損害を与えてしまった→個人賠償責任保険で補償
といった形で補償することになります。
したがって、個人賠償責任保険の加入も必須です。
しかし、個人賠償責任保険は、他の保険(例:自動車保険や傷害保険など)で既に加入している場合も多いので、ご自身の保険加入状況をしっかりとご確認ください。
【個人賠償責任保険 参考記事】
③家財保険
賃貸物件の場合、建物自体の火災保険は貸主(=大家さん)が加入していますが、借主自身の持ち物である家財(=家電や日用品など)は貸主の火災保険では補償されません。自分の物を補償するには、自分で火災保険に加入する必要があります。
火災保険は「建物」と「家財」を補償する保険なので、自分が借主の場合は「家財」だけ保険に加入すれば良いということですね。
【火災保険 参考記事】
火災保険の保険会社は自分で選択OK!
賃貸の火災保険に加入するにあたっては、必ずしも不動産会社から指定された保険会社の保険に加入する必要はありません。
「賃貸の火災保険で必要な補償は?!」で解説した補償内容が網羅されていれば、どこの保険会社でも問題ございません。
ご自身の家財やお部屋の状況等に応じ、必要な補償金額や補償範囲を決めて、火災保険に加入しましょう。
一般的に、不動産会社が指定する保険のプランはオールマイティ型の補償を付けていることが多く、補償金額や補償内容が比較的高めに設定されているケースが多いです。そのため、保険料が相対的に高くなりがちです。
しっかりと自分で保険を学び、自分で考え、納得した保険に加入するようにしましょう!
既に不動産会社指定の火災保険に加入している方へ
まずは、保険の見直しをしましょう!
賃貸の新規契約や更新の時には、火災保険以外にも敷金や礼金、各種手数料などの費用も発生するため、火災保険をじっくり考えることは殆ど無かったと思います。(私もそうでした。笑)
是非、この記事を読んでいただいた本日を機に、火災保険を見直しましょう!
「保険の見直し」と聞くと、かなり面倒に聞こえますが、その時間対効果は抜群です!見直していただくこと分かるかと思いますが、大半は保険料が安くなると思います。また、仮に保険料があまり変わらなかったとしても、自分がどんな保険に加入しているのかをしっかりと把握しておくことはとても大切ですので、「保険の見直し」にデメリットはありません!
【オススメの火災保険】
- 【日新火災】お部屋を借りるときの保険
(とにかく安くしたい方向け) - 【全労済】住まいる共済
(とにかく安くしたい方向け ※見積もり時に不要な特約のチェックを外しましょう) - 【チューリッヒ少額短期保険】ミニケア賃貸保険
(内容の割に保証が厚い ※ただし水害の保証がないので、アパートの1階などには不向き)
【オススメの理由】
①価格が安い(年間 約4,000円〜)
②自分にとって必要最低限の補償内容のみを選択できてシンプル
③WEBで見積もり、加入ができる
(参考:リベラルアーツ大学)
まとめ
①賃貸の火災保険に必要な補償は以下の3つ!
・借家人賠償責任保険
・個人賠償責任保険
・家財保険
②火災保険の保険会社は自分で選択OK!
③既に不動産会社指定の火災保険に加入している方も「保険の見直し」を!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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